QTA (Qualified Teaching Assistant) は東海国立大学機構の QTA・GSIトレーニングセンターの「QTA・GSI制度」に則った Teaching Assistant です．この制度は，QTA・GSIがその研修や実践を通じて担当する授業の受講生に主体的な学びの場を提供すること，QTA・GSI自身の『教える』能力を涵養することを目指した制度です．
　数理・データ科学教育研究センターで提供するデジタル人材育成プログラム（実践データサイエンティスト育成プログラムおよびモビリティ分野における実践DX人材育成リカレント教育プログラム）にて，講義と実世界データ演習のサポートを担当します．講義のサポートでは，受講生からの質問への対応や各講義の課題の採点などを行います．実世界データ演習のサポートでは，課題提供組織と受講生の橋渡しやグループワークの進行を円滑に行うためのサポート，課題解決に向けた知識的・技術的なサポートを提供します．

DX や AI 活用に向けたデジタル人材の需要やリスキリング・リカレント教育の必要性が叫ばれる中，「教えられる人材」の不足がその必要性を充足する障壁となっています．
　数理・データ科学教育研究センターのサポート業務を経た QTA は，データサイエンティストに必要なスキルに関する知識を伝えることやそのトレーニングをサポートする技能を身に着けています．加えて，実世界のデータを活用し，課題解決に向けたコンサルテーション（実世界データ演習）におけるグループワークの指導を通して，多様な人材から構成されるグループワークの進め方や課題解決に必要な知識や技術を伝達することを実践しています．
　また，QTA は博士後期課程の学生であり，それぞれの専門領域の知識も持っているだけでなく，知識伝達やグループワークの指導などを実践できる人材です．