MDS センター主催イベント

生成AIセミナー 「生成AIの産業応用に向けて」

日時

2023-08-23 17:00
18:30

開催形態

オンライン (Teams)

プログラム

1. 生成AIの概要と産業応用
武田 浩一(名古屋大学 情報学研究科 附属価値創造研究センター センター長/教授)

2022年11月に公開されたChatGPTは,プロンプトと呼ばれる多様なテキスト入力に対する適応力と出力品質の高さが話題になっています.本講演では,これまでの画像生成や楽曲生成などに加えて,ChatGPTをはじめとしたテキスト情報の収集や整理,翻訳や要約といった様々な用途に利用できる生成AIモデルの概要を説明するとともに,産業応用における課題と活用事例を紹介し,今後の展望について述べたいと思います.

2. 対話システムにおける生成AIの現状と課題
東中 竜一郎(名古屋大学 情報学研究科 知能システム学専攻 教授)

スマートフォンの音声アシスタント(例:SiriやAlexa)や,コミュニケーションロボット(例:Pepper)をはじめ,人間と会話をする「対話システム」が身近になりつつあります.中でも,ChatGPTのような生成AI(大規模言語モデル)を使用した対話システムの利用が近年急速に増えています.この講演では,そのような生成AIを用いた対話システムの現状と,まだ克服が難しいとされる課題についてお話します.

3. ソフトウェア開発における生成AI活用の展望
森崎 修司(名古屋大学 情報学研究科 情報システム学専攻 准教授)

生成AIはソフトウェア開発の効率向上にもつながることが期待されますが,その具体的な方法はまだ明らかになっていません.ソースコードを学習した大規模言語モデルを使ってソースコードを生成AIで開発するといった活用が注目されていますが,ドキュメントの作成をはじめとして生成AIを活用できるソフトウェア開発活動は様々に考えられます.本講演では,生成AIの特徴をもとに生成AIの活用が効果的と推測される開発活動と具体的な活用例を紹介します.